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株式会社アーツテック
“難しい”を“簡単”に変える技術で、新マーケットの創造 株式会社アーツテック
開発会社として、技術の利用の仕方や可能性、
営業・設計といったそれぞれのビジネスシーンで重要なことや経験談、
これから社会に出る方々へのアドバイスなどを現場の社員がお話しします。
  
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文系出身新人SEの奮闘記~UML図を虫と呼ばれて~

文系出身新人SEの奮闘記_概要画像

コラム作成を依頼したホームページ担当者です。
このコラムは、2009年に入社した新入社員に書いてもらったものです。
「プログラミング」もイメージがつかなかった文系出身の学生が、IT企業に所属し、多くの悩み、失敗の経験から勉強した一年間の奮闘を綴っていただきました。
これから社会人になる方はご参考に、そして同じ様に二年目の方は共感していただければ幸いです。
社会人経験が長い方も、新入社員の気持ちを思い出していただけたらと思います。


奮闘記録 - 研修編

その日、アーツテックの会議室では会社説明会が行われていました。スーツを着たたくさんの大学生の中に、緊張した、でもワクワクしながら話を聞いていた人がいました。

・・・それが私でした。

 私は大学では日本文学と日本の現代史を主に学んでいました。「プログラミング」と聞いたところで想像もつきませんでした。
 それでも「未経験の人でもシステムエンジニアとしてやっていっている」や「研修で全部教えるから文系出身でも大丈夫」といった言葉を信じて、アーツテックの入社試験を受けました。
 
 その後、無事に内定の通知をいただき、晴れて入社することができました。その日から、何かにつけてはへこんでしまう自分と、仕事への戦いがはじまったのです。

 アーツテックの研修期間は、同じSI(システムインテグレーション)系の会社に就職した友人よりも長く、ビジネスマナーから専門的なことまで丁寧に教えていただきました。しかし、研修中や普段の会話など先輩の話の中で出てくる専門用語に苦しみました。
 例えば、証拠となるものを指す「エビデンス」という言葉だったり、終了という意味の「fix」という言葉であったり、「それは日本語でいいじゃないか!」というような言葉がたくさんありました。
 システムエンジニアは理系の人が多いと聞いてはいましたが、英語力も問われると実感しました。

 また、先輩から説明を受けたあと「何か質問は?」と聞かれるのが毎回苦痛でした。
 本当に 一からわからない状態で研修を受けているため、私にできることといえば、スポンジのように、ただただ研修の内容について理解することでした。

 先輩の言っていることは理解しているつもりでも、質問事項が出てこないため、自分は本当は理解していないのではないかと悩んだりもしました。
 少しでも「自分は今の話を理解しています」ということをアピールしたくて、今聞いた説明を自分の言葉で説明したり、ただ研修を受けるだけではなく色々と試行錯誤しました。

奮闘記録 - OJT編

 会社説明会や入社前の事前研修で聞いていたよりもOJTが早く始まりました。午前中は開発に関することの研修、午後はOJTと精神的にもかなり疲れました。
 研修で教えてもらったことを、いざOJTで行うとなると、全く思い通りにできず落ち込みました。

 そんなある日、OJTの中で要件定義書を書きました。これはシステムを作る最初の段階で作成するお客様の要望を実現するために必要な機能を定義した書類です。
 ・・・これが本当にできませんでした。
 プログラミングとは違い日本語を扱うだけなのに、これまで学生の間に書いてきた文章と異なっている書き方にとまどい、苦戦しました。

 度重なる修正の指示の果て、結局、先輩が作成した要件定義書の体裁を整えるという仕事をすることとなりました。
 先輩の足をこれでもかというほど引っ張っている自分が情けなく、申し訳ないという気持ちになり、落ち込みました。

 そんな私に別の先輩から「新人の仕事の修正も先輩の仕事」「自分が後輩をもったら同じようにフォローすることが恩返しになる」というようなフォローをいただきました。
 指示をいただいた先輩からも、要件定義書の体裁を整えたことを報告し確認していただいたところ、「ばっちりです。どうもありがとう」と書かれたメールをいただきました。とても嬉しかったです。

 システムを作る際、システムの動きの流れなどを図に描いて表すことがあります。私はOJTの中でUMLという概念を用いたステートマシン図を作成しました。このステートマシン図で、システムの状態変化が一目でわかります。
 ※UMLとは、プログラム設計図の統一表記法です。
 しかし、見る人の事を全く意識せずに作成してしまい、自分でもそのシステムがどう動いているのかわかりにくいものとなってしまいました。しかも、見ようによっては虫のようにも見えました。

 OJTで配属されたチームでの定例会では、「根本的にわかってない」というようなダメだしをいただきました。
 定例会終了後、うなだれながら席につく私に「最初から上手くいく人はいない」といったフォローをいただきましたが、せっかくフォローしてくださったのに、私はその先輩に対して八つ当たりしてしまう始末・・・。
 思い出すだけで、未だに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 研修終了後、新人はどんな研修を受けてどんなことを学んだかを発表する機会をいただきます。
 その研修報告書に、企業でのお金の流れについて表した図を載せました。研修発表を終え、聞いてくださった先輩方から感想をいただきましたが、見事に「図が汚い」というお言葉をいただきました。
 
 そんなこんなで、OJTが終了する頃、私はもうすっかり図の作成が嫌いになってしまったのでした。
 しかし、様々なUML図に触れたり、先輩方の作成したUML図を見たりすることで、徐々に「嫌い」という気持ちも減っていきました。

奮闘記録 - 現在、そしてこれから

 私は現在、機械製造系の会社が使用する部品を管理するシステムの開発に関わっています。

 開発したシステムがお客様の要望通りに動作するかテストをしたり、開発に必要な資料を作成しています。
 資料は、作成する機能の動作の流れをアクティビティ図で表したものと、それを文章でまとめたものです。
 OJTでうまくできずに苦悩してから半年近く、今こそ先輩に成長したところを見せるチャンスでした!!

 ・・・結果は惨敗でした。

 クライアントの立場を考えている文章の書き方ではなく、ただ機能の処理だけを書いた文書を作ってしまったのです。
 また、アクティビティ図はその機能がどのような流れをしているのかを詳しく記述せずに作成し、ご指摘をいただきました。
 もっと読む人、図を見る人のことを意識して仕事をしないとだめなのだと実感しました。

 しかし、それでもOJTの頃に作成した図よりは格段に見やすいものを作成することができました。
 先輩からアドバイスをいただいて書き直し、再び作成した図を見ていただいたところ「最初のものよりはずいぶん良くなった」と言っていただき、とても嬉しかったです。
 文章の書き方も、所属チームやアーツテック全体での定例会の議事録を書くことで徐々に慣れていきました。

 今回このようにコラムを書かせていただく機会をいただいて、改めて自分を見直すきっかけになりました。
 こうしてみると落ち込んでばかりの私ですが、少しずつ前進できているのではないかと思います。これからも、ひとつひとつできることを増やしていきたいと思います。
 そして、自分の自信につなげられるようにしていきたいと思います。
 
 まだまだ失敗してばかりですが、仕事をする上でもっとお客様のことを考えて仕事をしていきたいと思います。 自分の目標・あこがれに少しでも近付けられるように、1日1日を積み上げていきたいと思っています。

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